建物の屋根まで届く大黒柱
はじめに中心になる太い木材を割れないように芯割りして数年乾燥させておきます。
建物の真ん中に大黒柱となる一番大きな柱を建てます。
場合によっては、重量でめり込まないように銅板を大黒柱と土台の間にはさみます。
大黒柱は飾りではなく、構造上、一番大事なところに建て家を丈夫にします。
その大黒柱に向かって、四方から集中して渡りほぞを通して角栓でほぞをしめて、さらに背中栓でしめます。
このように、木の特性を活かした継手・仕口加工による「木組み」の技術で仕上げていきます。
無垢の木材をふんだんに使っています
構造も大事ながら、内装も無垢の木材を床の間はもちろん、床材(フローリング)、外壁、内壁、天井、階段などに必要に応じて使用しています。
例えば、階段も無垢材を使うと、木が呼吸しているので、歩くとミシッ、ミシッと音がします。木が呼吸しているとは、湿気を吸ったり吐いたりして湿度を調整していることをいいます。
木の香りによるリラックス効果や使い込んで時間が経つごとに色が濃くなったり、薄くなったり、丸みが出たり、つやが出たりと経年変化を楽しめます。
また、ご要望により、ちょっとした小物入れの戸棚や大きなテーブルも無垢材でつくったりしています。
自然素材のため、木目の模様の出方も様々で飽きが来ないのも魅力の一つです。